大部屋を勝ち取った!由美どんが豪華客船の上で働く時、弱肉強食の職場だったので何をどうしたらいいか誰も教えてくれないし、自分のやってる事に「この対応で本当にいいのだろうか?」と最初の頃よく解らなくてオドオドしてました。そのオドオドがイギリス人のホモ上司にも伝わったらしく、「こいつはすぐに辞めて船を降りるだろう。。。」とかなりバカにされてました。 アジア人の私はイギリス人にかなり見下されてたので、 SPAの中で一番ちっちゃい部屋が2つあるんだけど、このうちの1部屋をマッサージルームとして由美どんに与えられた。 (ちなみにもう一つの部屋はあの天敵ハンガリアンのエレノアに与えられていた。。。。詳しくはフリーページのエレノアを読んでね。) 与えられたこの部屋には窓がない! 電気をつけなければ真っ暗。 おまけに暖房装置がきかず、寒いし (船は鉄で出来ているからしょうがない)、 マッサージベッド1台と水道と鏡が付いてるだけで超狭い!!! (指圧の時なんて品位を損なうといけないので地べたで寝てもらって出来ないから、アメリカ人の大男なんかをあの狭い部屋のベッドの上でストレッチするの本当に大変だったわよ。。。。汗) 内装は新しくて綺麗でも 雰囲気はまるで「牢獄」だった。 1回マッサージ受ける人には何にも感じないと思うけど、 ここにずううううーーーと閉じこもるのは本当に辛かった。 窓がないから、外部の様子が全く解らない状態。 今何時なのか、今どの辺を通ってるのか、全く解らなかった。 忙しい時にはトリートメントルームに1日中居るので、 朝日を見て部屋に入って、 そのまま12時間以上たってから夜になって 自分の寝床部屋に帰る事なんてしょっちゅうだった。(涙) 人間ってさ、日光に当たらないと気が変になるよね???って こんな経験した人はプリズン(牢屋に行った犯罪者)以外ほとんど居ないと思うけど。。。。 こんな牢獄生活でも 頑張ってどんどん業績を上げていったけど、 窓がないこの部屋に正直嫌気が差してきていた。 そんなある日(船に乗って4~5ヵ月後)、 「こんなにも業績を上げたのだから自分をプロモート(条件を付けて昇格)しよう!」と決意していた。 そしたら南アフリカ人のマネージャーの方から 「今度の業績がチームの中でまた一番になったら、あなたの好きな部屋に移っていいわよ」と約束された。 「やった!!!!よっしゃ! やってやろうじゃないか!」と またもや由美どん頑張ったよーーー。 「この小さな部屋から出れるなら、製品をめちゃ売ったるわ!」と思った。 (もちろんただ売るのではなく、プロの知識を活かして売りまくったけど。) そんでダントツ第一位に躍り出た!!!!(いええ~~~~い) 自分で言うのも何だけど、あの時の売り上げかなり凄かった! それから豪華客船の後部にある一番広い部屋を指定して 堂々ともらったのだ! わああああああーーーい。 元々その部屋にいたカナダ人男性のマッサージ師を退けるのは 同じ仲間としてちょっと心が痛かったけど、 船上の職場は弱肉強食! 渋ってる彼に対し 心を鬼にしてこの大部屋を出て行ってもらった。 「出て行け♪~~~~」 ここまで来たら、気分はもう相撲部屋の力士よ! 気持ちも大きくなっちゃう☆ 新しい部屋の広いこと広いこと!!! シャワールームまで付いてるこの部屋は馬鹿デカイ。 マッサージ台なんて余裕で真ん中にデデデ~~~ンと置いてある! きゃああ~~~感激!指圧のストレッチも楽勝だ! しかも一番嬉しいのは日光が入ってくる事!!! (マッサージ中はお客様が眩しくないように、結局ブラインドを閉めなきゃいけなかったんだけどさ。。。苦笑) ↑これがその窓とブラインド。。。。 ↑こんな感じだった。 自分の肌の中でビタミンEが日光から育ってるのが解る感覚が嬉しかった! そんで船の後部なので、船が通った後が筋に残って麗しくって・・・ 景色がたまらなく綺麗だったんだよおおーーー!!!(うるうる感激) 牢屋から出た気分だった!!!!!うるうる(涙) お客の入れ替えの合間に、自分の部屋から海の写真とか撮ってたりしたよー。 やっと「客船で働いて世界を周ってる」って気がして本当に嬉しかったわ☆ クジラが見えたりしてるのを眺めながらマッサージもしてた。 美しい島を見ながらマッサージも出来た。 お客様も「君が凄いマッサージ師だということ、この部屋から解るよ。だってこんな絶景の部屋をもらえた君は会社からも信頼されてるだろう!」と喜んで下さって本当に船上生活の後半は由美どんもラッキーでした☆ あのイギリス人のホモ上司もこの変身ぶりには驚いてたので、 調子こいて由美どん鼻で笑って嫌味まで言っちゃったわよー。イヒヒヒヒ 大和魂の根性見せ付けてきましたよ 皆さん! 皆さんも日本人の根性、世界中で見せ付けてください♪ |